勤労感謝の日の思うこと

FPひまわり(渡辺)

2009年11月23日 21:10

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勤労感謝の日に毎年思うこと、

14年前の平成7年勤労感謝の日

自動車修理業を営んでいた父が技能功労者という事で

富士市より表彰して頂きました。

順番のような所もありますが、父は受けるのを嫌がっていました。

『そんなの貰うと自分が終ってしまう』 って。。。

自営業ゆえ、生涯現役を通す事を望んでいました。

自動車組合の推薦もあり、辞退する事も出来ずに申請の書類を揃えました。


当日はラホール富士で表彰式がありました。

当時、両親は2人で住んでいました。

前日に『朝 送って行くから』と電話すると、父は『タクシーで行くからいい』と返事でした。

当日の朝に再度『送って行くから』と電話して

念の為、カメラを持って早めに会場着くと一緒に列席出来ました。

何とか何枚かの写真を撮る事が出来き、夜は親戚も駆けつけてお祝いをしました。


それから、新しい年を迎えお正月吐血により病気が発覚し、

約半年の闘病生活、

入院中に自宅に外泊した時、車の調子悪いお客さんが見えました。

日曜日で弟がいなかった為、父が対応する事に・・・・

工具を持って調整している手は生き生きとしていました。

本当に好きな仕事なんだなと思いました。


『自動車屋は新車なんて乗ってはダメだ!

解体屋から買って来た車を走らせて一人前だ。』って

家業を継いだ弟は新車は乗れなかったって、

私が小さい頃はポンコツ屋から買ったような車ばかりでした。

それでも父が頑張ってくれたから貧しいながらも人並み程度の生活が出来た事に感謝。

陸運事務所からも優良整備工場という事で何度も表彰して下さり、

亡くなる数日前も弟が代わりに受けて来ました。


商売というより、車の町医者だと誇りを持っていた父。

毎年、勤労感謝の日に思い出すこと、

ただ、ただ、感謝。



受章後、急遽作ったテレホンカード お祝いを言って下さった方に嬉しそうに配っていました。


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